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PRADA(プラダ)は、1913年にミラノで始まったブランドです。革の鞄、ナイロンのバックパック、定番の形を組み替える服。取り扱うものは幅広いですが、「何の素材を、どんな形に使うか」を見ていくと、それぞれの面白さがつながってきます。
ジーンズやジャケットのような、普段から見慣れた服。形に見覚えがあっても、表面の光り方や布の落ち方が違うと、全身の雰囲気は変わります。まずはブランドの沿革を押さえ、その後で写真と映像を見比べていきます。
プラダの始まりと、現在のデザイナー
Prada Groupの公式沿革によれば、最初の店が開いたのは1913年。場所はミラノのガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世です。2015年の公式レポート(冊子7〜8ページ)は、マリオ・プラダがこの店を開き、革鞄やトランクなどを扱ったこと、ミウッチャ・プラダが彼の孫にあたることを記しています。
1970年代後半には、ミウッチャとパトリッツィオ・ベルテッリの協業が進み、創作と事業の両面からブランドが広がっていきます。創業時の店と、現在の商品名にも使われる「Galleria」はつながっていますが、後で紹介するGalleriaバッグの誕生は2007年です。
- 1913年:ミラノのガレリアに最初の店舗を開業。
- 1993年:プラダの最初のメンズコレクションと、Miu Miuが登場。
- 2020年:ラフ・シモンズが加わり、ミウッチャ・プラダとの共同クリエイティブディレクター体制へ。
共同体制は2020年2月の公式発表で告知され、同年4月2日から始まりました。二人の初めての共同コレクションは、2021年春夏ウィメンズです。2026年11月の確認時点でも、公式の2027年春夏コレクションは二人の名前で発表されています。
Miu Miuもミウッチャが手がけるPrada Groupのブランドですが、プラダの共同体制と同じではありません。Miu Miuのディレクター情報はミウッチャ・プラダ名義です。デザイナーの名前が重なるときも、どちらのブランド、どのシーズンの服かを分けて見ると整理しやすくなります。
ナイロン以前にも、革の表現がある

こちらは、RISD Museumが1930年代後半から1940年代初頭の作品とするプラダのハンドバッグです。革に装飾を施し、金色の表現を組み合わせたもの。中央の広い茶色の面を、細かな模様が額縁のように囲んでいます。
四角い輪郭と細い持ち手は比較的すっきりしていますが、表面には密度の高い装飾があります。形を簡潔に保ったまま、素材の表面で印象を変える。現在のプラダを黒いナイロンのイメージだけで捉えているなら、別の側面を見られる一例です。
ナイロンは、素材の選び方を考える入口
プラダの2015年の公式レポートは、ナイロンのバックパックが1984〜85年秋冬コレクションで最初につくられ、その後に形が変わっていったと説明しています。革とは異なる素材をバッグの中心に使うことは、ブランドを知るうえで外せない転換点です。
ナイロンは繊維の種類を示す言葉です。同じナイロンでも、糸や織り、厚さ、裏地、芯材によって鞄の見え方は変わります。素材名だけで「安い」「高い」を決めず、ポケットの位置や口の閉まり方、荷物を入れたときの形まで見ると、比較する項目が具体的になります。
2019年には、AquafilのECONYLを用いたRe-Nylonを発表しました。回収した漁網や繊維くずなどからナイロンを再生する仕組みで、素材メーカー側もPradaとの取組みを紹介しています。ここでのRe-Nylonは素材に関する呼び方で、特定のバッグ一型だけの名前ではありません。
再生素材であることと、使う人にとって必要な形であることは別々に確認できます。長く使うつもりなら、手持ちの荷物が収まるか、開閉しやすいか、手入れが続けられるかも合わせて選びたいところです。
Galleriaはバッグの名前。素材とサイズは一つではない
公式資料によると、Galleriaバッグは2007年に誕生し、ブランドの最初の店舗があるミラノのガレリアにちなんで名づけられました。現在の公式Galleria一覧には、サフィアーノレザーに加えて、異なる革やサイズのモデルも並んでいます。
Galleriaはバッグの名前、サフィアーノはそのモデルに使われる革の仕上げに関する呼び方、と分けると探しやすくなります。「Galleriaなら全部同じ素材」と思い込まず、候補の品番ごとに素材と寸法を見る。スモールやミディアムという表記だけでなく、手持ちのバッグと実寸を比較するのが確実です。
服では、光沢と細かな凹凸を見てみる

金色に光る表面と、前身頃に並ぶ黒いリボンが目に入るプラダの服。展示写真では、袖や胴の部分に細かな凹凸があり、光が均一に反射していません。金色という一つの色でも、平らに光る面と、細かく陰影が生まれる面では印象が違います。
前のリボンがあることで、視線は表面全体だけでなく、留める位置にも向かいます。色、光沢、留め方を分けて見ると、派手な服を「派手だから」で終わらせず、どの部分がそう感じさせるのかを言葉にできます。写真だけでは生地の触感や重さまでは分からないので、ここでは見える形と表面に絞って紹介しています。
2027年春夏メンズ。見慣れた服を違う素材で読む
冒頭の映像に対応する2027年春夏メンズの公式解説は、ジーンズ、ジーンジャケット、Tシャツといった服を改めて捉え直すことを主題にしています。身近な服の型を、細く直線的なシルエットや素材から捉え直すコレクションです。
公式ルック001では、白い短丈のジーンジャケット型の上着と細身の白いパンツに、黒いブレザーを重ねています。ルック002は、丸みのある襟とフラップポケットを持つ短い黒の上着に、細身の黒いパンツ。形は整理されていても、色の対比や表面の光り方が変わると、印象は違います。
見方としては、まず形の似た服を探し、次に素材の表面を比べると分かりやすくなります。ポケットや襟の形が近くても、透け方、光り方、しわの残り方が変わると、同じようには見えません。公式のルック一覧なら、気になったルックを止めて、全身の輪郭を比べられます。
服を素材だけで見るのでも、形だけで見るのでもなく、両方を重ねて考える。この順番は、普段のシャツやジャケットを選ぶときにも使えます。より詳しくは、素材とパターンからシルエットを読む記事にまとめています。
Linea RossaとAmerica’s Cup。スポーツに近い入口

赤いラインのロゴで知られるLinea Rossaは、1997年に初めて発表されました。公式紹介では、ファッションとスポーツ、デザインと機能を組み合わせるコレクションとして位置づけられています。
写真はAmerica’s Cupのハイカット型です。黒いパーツと、細かな網目が見えるグレーの部分が切り替わり、足首には幅のあるストラップが付いています。表面の違いと、足を囲むパーツの配置が、靴の輪郭をつくっています。
この写真の靴と、現在販売されているモデルは同一とは限りません。シリーズ名が同じでも、カットの高さや素材、ソールが変わることがあります。街で合わせたいのか、何らかの運動に使いたいのかも分け、必要な機能はその商品の仕様で確認してください。
購入候補を絞るときの確認点
具体例として、公式のRe-Nylon バックパック(品番1BZ039_RV44_F0038_V_DMM)は、主な素材がリサイクルポリアミドで、高さ34.5cm・幅25cm・マチ15.5cm。取り外し可能なハンドルや、前・側面などのファスナー付きポケットが記載されています。
こうした情報を使い、見た目の好みと使い方を照らし合わせていきます。公式の商品ページは仕様の基準として役立ちますが、実際の背負い心地や荷物を入れた重さまで確認できるわけではありません。
- バッグ:財布やPCなど入れたい物の寸法、開口部、ポケットの配置、肩掛けや手持ちの方法。
- 服:素材の混率、肩幅・身幅・着丈、裏地、手入れ表示。手持ちの服と同じ条件で採寸して比べる。
- 靴:候補の品番、素材、履き口の高さ、足に合うサイズ。シリーズ名だけで以前のモデルと同じ履き心地と考えない。
ヴィンテージや中古を探す場合は、発表シーズン、商品の状態、補修歴、販売店の返品条件も確認したいところです。古い商品を現行品の説明だけで判断せず、その個体の写真や表示を見てください。
素材と形を、別々に見てから重ねる
プラダの歴史には、装飾のある革鞄も、ナイロンのバッグも、見慣れた服を素材から変えるコレクションもあります。気になった一着や一つの鞄について、まず輪郭、次に表面、最後に使い方を見る。ロゴや価格の前に、その物のどこに惹かれたのかを整理する助けになります。
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こちらは品番1BZ039_RV44_F0002_V_DMMのブラック。本文の仕様例F0038とは色番号が異なる商品です。掲載店は取り寄せ品で8〜14日以内の発送予定、注文後のキャンセル・変更不可と案内しています。
販売条件の確認日:2026年11月5日。価格・在庫・送料は変わるため、最新情報はリンク先でご確認ください。カードの商品名に含まれる表現は販売店によるものです。
参考資料
- Prada Group:公式沿革
- Prada Group:2020年の共同ディレクター体制発表
- Prada Group:初共同コレクション、2021年春夏ウィメンズ
- Prada Group:2019年のRe-Nylon発表
- Prada Group:2027年春夏メンズ
- Galleria、Linea Rossaと個別商品の仕様は、本文でリンクした公式ページを参照。写真の作品情報・撮影者・ライセンスは各画像の下に記載。
資料確認日:2026年11月4日。この記事は公開資料と画像をもとにしたブランド紹介で、掲載商品の購入・着用レビューではありません。


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