【NICENESS(ナイスネス)とは】ブランド紹介、歴史、特徴、購入先

白地に黒い文字でNICENESSと記したブランド紹介用画像 ドメスティック

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※この記事は公式サイト、公開されたブランド紹介、取扱店の商品情報をもとに執筆しています。筆者の所有・試着によるレビューではありません。情報の確認日は2026年11月6日です。

デニムジャケットやキャンバスバッグのように、誰もが知っているものを、もう一度面白く見せてくれるブランドがあります。NICENESS(ナイスネス)もその一つ。形の名前だけなら親しみがあるのに、素材や裁断の仕方を知ると、見ていた服の印象が変わってきます。

「服好き向け」という言葉で紹介されることもありますが、詳しい知識がないと楽しめないブランドだとは思いません。どんなところに違いがあるのか、一つずつ見れば大丈夫。この記事では、ブランドの始まりと、構造に工夫のある二つの製品を手がかりに紹介します。

NICENESSとは。郷裕一氏が手がけるブランド

NICENESSは、デザイナーの郷裕一氏が2018年春夏シーズンにスタートしたブランドです。コンセプトは「Just good is good(イイものはイイ)」。デビュー当時の記事では、郷氏は国内外のブランドで経験を積み、salvy;を立ち上げから2017年秋冬まで手がけた人物として紹介されています。2018年のデビュー報道

最初のシーズンでは、1970年代のアメリカの空気を背景にした提案が見られました。ただし、これは2018年春夏の話です。以降のすべてのコレクションを「70年代アメリカの服」とまとめると、ブランドの広がりが見えにくくなります。

世界の文化や衣服の歴史を調べ、日本の職人とともに製品へ落とし込んでいく姿勢も紹介されています。2022年には写真家PICZOによるキャンペーンビジュアルをまとめたアーカイブブックを発表。服だけでなく、写真を通して世界観を伝える活動も続けてきました。The Fashion Postの紹介

ましゅの視点では、「イイもの」という言葉を、素材の希少性だけで受け取らないことが大切だと思います。見慣れたものをどんな方法で組み替え、着る人や使う人に何を残しているか。その発想まで見ると、NICENESSを調べる楽しみが増えてきます。

特徴① 素材を、見え方につなげる

デビュー当初から素材の使い方は注目されていました。2018年の記事には、シルクとコットンを使った鹿の子地のTシャツや、ワイルドシルクのオリジナルデニムが登場します。これは当時の製品例であり、現在のTシャツやデニムがすべて同じ素材という意味ではありません。2018年の製品紹介

ここで面白いのは、シルクという素材名を聞いたときのイメージと、デニムという服のイメージの距離です。光沢のあるきれいな服を想像しやすい素材を、別の形で見せる。素材の名前だけを高級感の記号にせず、仕上がった服の表情までつなげて考える見方ができます。

一方で、素材名から肌触りや扱いやすさを断定しないことも大切です。同じ綿でも糸、厚み、織り方、加工が違えば性格は変わります。気になる一着を見つけたら、組成に加えて、洗濯表示や手入れの方法まで確認して選びたいですね。

特徴② 切り方や持ち方からデザインを考える

NICENESSの公式サイトには「Episode」という読み物があります。2025年春夏の「Minimal Cutting, Maximum Versatility」では、直線的な裁断や布の使い方から服を考えています。取り上げられているP.IGGYやH.IGGYは、肩の位置で布を折り返す構成で、通常の肩の縫い目がありません。公式Episode #08

デザインと聞くと、柄や色、ポケットの形に目が向きがちです。でも、布をどこでつなぐかもデザインの一部。見た目はデニムジャケットでも、組み立て方に別の発想が入っていると分かると、正面だけでなく、肩や背中も見たくなります。

このように、服の裏側にある考え方を公式に説明しているのは、初めて知る人にもありがたいところです。専門用語を覚えるために読むというより、「だからこの形なのか」と納得するために読むと楽しみやすいと思います。

デザインを知る製品例① P.IGGY

ここからは、ものづくりを具体的に見るため、2025年春夏の製品を紹介します。現在の新作や在庫保証としての紹介ではありません。

P.IGGYは、品番NN-1801B15のHeavy Denim Trucker Jacket。公式では20ozのデニムを用い、経糸はインディゴのロープ染色を10回繰り返し、旧式のシャトル織機でゆっくり織った生地と説明されています。本体とバックヨークは綿100%、レザーパッチは鹿革です。P.IGGYの公式商品情報・写真

注目したいのは、先ほどの平面的な裁断と、この厚みのあるデニムの組み合わせです。生地の存在感を楽しむジャケットでありながら、形の作り方にも理由がある。アメリカのデニムと着物を思わせる構造が、一着の中で出会っている点に独創性を感じます。

ただし、20ozという数値から、軽さや柔らかさを期待するのは避けたいところ。重さを感じる程度や腕の動かしやすさは、体格や着方で変わります。試着では見た目だけでなく、前を閉める、腕を曲げる、椅子に座る、といった日常の動きも確かめたいです。

ましゅなら、合わせる服は無地のTシャツや癖の少ないパンツから考えます。ジャケットに構造上の見どころがあるので、ほかの服にも強い装飾を重ねるより、その違いを見やすくしたいからです。肩まわりや裾の形が自分の体でどう見えるかを楽しむ、そんな選び方が似合いそうです。

デザインを知る製品例② L.LESH

L.LESHは、2025年春夏の品番NN-3801A15。素材は綿100%で、日本製のショルダートートバッグです。公式では6号と10号の帆布を使い、ワッシャー加工に加えて製品後にストーンウォッシュを施したと説明されています。L.LESHの公式商品情報・写真

価格の参考として、正規取扱店COLLECT STOREの同品番・Black掲載価格は税込69,300円でした。これは当該ページの情報で、ブランドのバッグ全体の価格帯や、現在のすべてのカラーの価格を示すものではありません。COLLECT STOREの商品ページ

公式Episodeによると、このバッグはメッセンジャーバッグと古いツールバッグの発想を組み合わせています。金属の調整バックルや、持ち手の間に渡された一本のストラップにも理由があります。背中から前へ回す際につかむ箇所を考えた結果、「N」のような形が生まれたと説明されています。公式Episode #09

ましゅが惹かれるのは、そのN形の持ち手です。ブランドの頭文字を目立たせるために足した飾りとして見るより、使う動作から形ができたと知るほうが、ずっと面白く感じます。荷物を入れる道具の表情を残しつつ、服との組み合わせも考えたくなるバッグですね。

休日に本や羽織りものを入れて出かける場面などを想像すると、手持ちと肩掛けを切り替える意味も分かりやすいと思います。パソコンを入れたい場合は保護用のケースが必要か、雨の日にも使いたい場合は水への対策が必要かも考えたいところです。収納したい物の大きさと重さ、ストラップの当たり方は実物で確認してください。

ルックで全体の空気を見る

構造の説明を読んだあとには、2026年秋冬の公式ルックも見てみてください。上で挙げた2025年春夏の商品例とは分けて、いまの提案を確認できます。

ルックを見るときは、気になる服だけを切り出す前に、色の分量や上下の長さにも目を向けたいです。好みの一着が、手持ちのパンツや靴とつながるか。雰囲気に憧れるだけで終わらず、自分の装いに置き換えて考えると、買うかどうかの判断もしやすくなります。

NICENESSはどこで買える?

公式店舗としてNICENESS EBISUが案内されています。所在地は東京都渋谷区恵比寿3-3-8。来店前には公式店舗ページで営業時間や定休日を確認してください。

また、公式の商品詳細には「STOCKISTS」があり、製品ごとの取扱店を調べられます。たとえばL.LESHのページにはARTICLE、WORLDLY-WISE、CATHEDRAL、COLLECT STOREなどが掲載されています。ただし、掲載は現在庫の保証ではありません。目当ての品番、色、サイズを伝えて問い合わせるのが確実です。

通販で選ぶ場合も、ブランド名と商品名だけで判断せず、シーズンと品番を合わせて確認しましょう。中古品は新品時の価格とは分けて考え、加工による表情と使用による傷みがどの程度あるかも確認したいところです。

楽天市場で見る3ボタンジャケットの未使用中古品

クール・ヴェールには、2026年春夏の3ボタンテーラードジャケット(NN-1401B17)、鶯茶系ブラウン、Mが掲載されています。確認時の税込表示価格は110,000円。販売店は試着程度の新古品、状態は10段階中9程度と説明しており、通常の新品流通品ではなく未使用中古の掲載例です。

商品タイトルの素材はウール100%。本文では細番手のメリノウールによる平織りに装飾糸を用いた生地と説明されています。センターベント、本切羽の仕様で、裏地の混率は掲載説明から確定できません。未使用でもお直し済みの場合があるとの店の共通注意があるため、サイズ名だけで判断せず、袖丈など現物の採寸を確認してください。


商品画像・リンク提供:楽天アフィリエイト。上記は2026年11月6日の確認時点の掲載例です。価格・在庫・送料・状態・返品条件はリンク先の販売店で確認してください。

まとめ。「なぜこの形なのか」が楽しいブランド

NICENESSを知る入口は、素材の名前でも、デニムジャケットでも、バッグでも構いません。そこから一歩進んで、布の切り方や持つ動作まで見てみると、普段使うものを考え直すような面白さがあります。

ましゅとしては、価格や評判を理由に背伸びして選ぶより、一つでも自分が面白いと思える工夫を見つけてほしいです。その工夫が、着たい場面や持ち歩きたい荷物につながるなら、ぐっと身近なブランドになると思います。

情報確認日:2026年11月6日。価格・仕様・在庫・店舗情報は変更される場合があります。

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