本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
カシミヤのニットと、色の抜けたデニム。素材の名前だけを並べると離れた存在ですが、HERILLの服づくりでは、どちらも時間を重ねて着る日常着につながっています。デザイナーの大島裕幸が大切にしているのは、生地の表情、作り、着用した後に起こる変化。古着への関心を出発点に、過去の衣服を現在の素材やバランスで考え直すブランドです。大島裕幸インタビュー/BAYCREW’S STORE
この記事では、ブランドの成り立ちと服を見るポイントを整理し、現在掲載されている商品を紹介します。価格・仕様の確認日は2026年11月6日。掲載価格は税込です。送料は販売店で確認してください。在庫や販売条件は変更されるため、購入時には各販売ページをご確認ください。 本文は公開資料に基づく紹介と考察で、実着用レビューではありません。
HERILLの始まりと、名前に込められた意味
HERILLは、2019年秋冬にスタートした日本のユニセックスブランドです。デザイナーは大島裕幸。文化服装学院を卒業後、デザイナーズブランドやセレクトショップで企画を経験しています。ブランド名は、受け継がれてきた文化や歴史を意味する「Heritage」と、未来への意志を思わせる「Will」を組み合わせたものです。三越伊勢丹のブランド紹介
始動時の記録として、MAIDENS SHOPでは2019年9月26日から29日までデビューコレクションのポップアップが開催されました。現在の人気だけでブランドを説明するより、この時点から国内工場との素材開発を軸にしていたことを押さえると、HERILLの方向性が見えてきます。MAIDENS SHOPのデビューコレクション告知
初期のアイテムでは、カシミヤを使ったセーターやマフラーに加え、緯糸にカシミヤを用いたデニムが展開されました。見慣れた服の形に、別の素材の性格を持ち込む。HERILLを知る入口として、こうした組み合わせはわかりやすい例です。Fashion Pressの沿革紹介
特徴は、素材と形の組み合わせにある
カシミヤを日常着として考える
HERILLを語る際に外せない素材のひとつが、ゴールデンキャッシュと呼ばれるカシミヤです。三越伊勢丹の取材では、大島が原料に惹かれ、厚みのあるセーターへ仕上げた経緯が紹介されています。ここで注目したいのは希少性だけでなく、厚さや量感を含めて服の表情を作っていることです。三越伊勢丹のカシミヤ特集
ただし、同じブランドのカシミヤ製品でも、編み方、裏地、中綿の有無は異なります。あるニットの紹介に書かれた手入れ方法を、別のニットやアウターにそのまま当てはめるのは避けたいところ。購入時は混率と洗濯表示を、その一着について確認するのが基本です。
古着の再現だけで終わらせない
大島は2026年のインタビューで、学生時代からアメリカの古着の素材感や時代性に惹かれていたと話しています。同時に重視しているのが、着用を重ねた後の変化。昔の形を資料として参照しながら、着る人のこれからの時間にも目を向ける姿勢です。BAYCREW’S STOREのインタビュー
この考え方は、ユニセックスという展開ともつながっています。取扱店の紹介では、性別による典型的なイメージを服に強く持ち込まず、素材・パターン・縫製を追求する姿勢が説明されています。性別の売り場区分より、実寸と自分の求める輪郭から選びやすいブランドといえます。ACRMTSMのブランド解説
現在掲載されている、特徴の異なる2着
Cashmere Down Jacket:表面と内部を分けて見る
VELISTAに掲載されているチャコールのCashmere Down Jacketは、264,000円。表地はカシミヤ100%、裏地はシルク100%、中綿はダウン90%・フェザー10%です。掲載品番は「26-011-HL-8330-30_1_026A」。サイズ1の店舗採寸は肩幅54cm、身幅68cm、着丈75cm、袖丈61cm、サイズ2は肩幅56cm、身幅70cm、着丈77cm、袖丈63cmです。VELISTAの商品ページ
同ページでは、ダウンの区画を作るステッチを表に見せない構造が紹介されています。スポーツアウターでよく目にする横方向の区切りを抑え、カシミヤフランネルの面を見せる設計です。暖かさを支える内部と、人から見える外側を分けて考えると、このジャケットの特徴を捉えやすくなります。VELISTAの仕様説明
HL Rugged Denim:加工と太さを一緒に見る
HL Rugged DenimのDAMAGEWORNは74,800円で、素材はコットン100%。掲載品番は「26-030-HL-8070-30_1_026A」です。店舗採寸ではサイズ2がウエスト80cm・股上30cm・股下72cm・腿幅35cm・裾幅21.5cm。サイズ3はウエスト86cm・股上31cm・股下73cm・腿幅36cm・裾幅22cmとなっています。VELISTAの商品ページ
色落ち、ダメージ、補修を思わせる加工が施され、腰から腿にはゆとりを持たせつつ、裾へ緩やかに細くなる形です。ここでは「カシミヤのブランド」という印象に縛られず、コットンの表面加工とパンツの輪郭を見たいところ。先ほどのダウンとは異なる素材でも、日常着の形を丁寧に組み立てる姿勢が読み取れます。VELISTAの形と加工の説明
ましゅの視点:値札より先に、表面と輪郭を確かめる
HERILLを選ぶとき、まず確かめたいのは「高価な素材か」より「その素材で、この形にする意味があるか」。ダウンなら、表面の毛羽と中綿の厚みがどう重なるか。デニムなら、加工された表情と太さが自分の普段着にどう入るか。見る場所を絞ると、価格や評判だけに引っ張られにくくなります。
試着では、前から見るだけでなく横からも確認してみてください。身幅が広いアウターは、袖を下ろした状態と腕を動かした状態で印象が変わります。デニムも、ウエストが合うかに加え、腰位置を変えたときの股下の余り方を見たいところです。「大きめに着る」という言葉だけでは、自分が欲しいゆとりまでは決まりません。
加工デニムは、靴と合わせたときの裾の収まりも判断材料になります。裾に少しためるのか、短めに整えるのかで、同じ一本でも見える線は変わります。試着時に普段よく履く靴を持っていく、通販なら手持ちのパンツのウエスト・股下・裾幅と比較する。特別な知識より、こうした確認のほうが役立つ場面は多いはずです。
また、長く着ることを重視するなら、買う前に手入れの負担も考えておきたいところです。雨の日にも着たいのか、季節の主役にするのか、年に数回だけ着るのか。素材の魅力と生活の使い方がつながっている一着を選ぶことが、無理なく着続ける近道になります。
中古で見るGoldencash Pullover
楽天市場には、Goldencash Pulloverのハイネックニット(21-080-HL-800-3)、ベージュ、サイズ0の中古掲載がありました。確認時の税込表示価格は33,660円。販売店はカインドオルです。
販売店の素材表記はカシミヤで、袖口の毛羽立ちや少々の着用感があると説明されています。店舗採寸は着丈約62cm、肩幅約45cm、袖丈約58cm、身幅約54cm。先に紹介したダウンジャケットとは別の商品です。中古ニットは伸びや縮みも含め、現物の寸法と状態写真を確認しましょう。
商品画像・リンク提供:楽天アフィリエイト。上記は2026年11月6日の確認時点の掲載例です。価格・在庫・送料・状態・返品条件はリンク先の販売店で確認してください。
HERILLはどこで買える?
今回の2着は、VELISTAのオンラインストアで商品詳細を確認できます。ほかに、三越伊勢丹はブランドページで伊勢丹新宿店を取扱店舗として案内しています。実店舗に行く場合も、目的の品番・色・サイズがあるかは事前に確認しておくと安心です。VELISTAのHERILL一覧/三越伊勢丹の取扱案内
商品写真を見る際は、全身の着用写真と生地の接写を行き来するのがおすすめです。前者では丈や太さ、後者では毛羽や加工を確認できます。写真だけで重さや肌触りは決まらないため、不明な点は販売店へ確認してください。ブランド名で良さを決めるのではなく、その一着の素材と作りを確かめる。その見方がHERILLの魅力を理解する入口になります。
情報確認日:2026年11月6日。価格・仕様・在庫・取扱店は変更される場合があります。


コメント