【RABANNE(ラバンヌ)とは】ブランド紹介、歴史、特徴、購入先

RABANNEの文字を白地に大きく中央配置したブランド紹介の表紙 インポート

この記事には楽天アフィリエイトの広告リンクが含まれます。

ラバンヌの服で目を引くのは、金属の板や円形のディスクが連なる姿です。小さなパーツを輪でつなぎ合わせ、その連結で服の形を作る。写真でも、一枚ずつの板やパーツの隙間に、布を縫った服とは違う作りが見えます。

四角い金属プレートを小さな輪でつなぎ、裾に長いパーツを配したパコ・ラバンヌのチュニック
パコ・ラバンヌのチュニック、1967年。National Museum of Scotland所蔵。アルミニウムのプレートと金属線をつないだ構造。撮影年未確認。 写真:Sargoth/写真出典/CC0 1.0。追加の切り抜きなし。 WebP形式へ変換。
銀色・赤・黒の小さなパーツを横縞状につないだ1974年春夏のジャンプスーツ
パコ・ラバンヌのジャンプスーツ、1974年春夏。銀色のアルミニウムと赤・黒のプラスチック。Kunstgewerbemuseum Berlinの展示、2016年撮影。 写真:Tracey Hind/写真出典/CC BY-SA 2.0。追加の切り抜きなし。 WebP形式へ変換。

上の1967年のチュニックは、大きな板と、それをつなぐ輪がよく見えます。一方、1974年春夏のジャンプスーツでは、細かなパーツが銀色・赤・黒の横縞に。同じようにパーツをつないでいても、板の形が目立つ服と、全体の模様が目を引く服では印象が変わります。

最終確認:2026年11月4日。ブランド・美術館・関係企業の資料をもとにした紹介です。写真の観察と資料に基づく説明であり、掲載作品の所有・着用レビューではありません。

RABANNEは、どんなブランド?

RABANNEは、スペイン生まれのデザイナー、パコ・ラバンヌが1966年にパリで始めたファッションブランドです。現在はPuig傘下にあり、衣服、バッグ、ジュエリー、香水などを展開しています。旧称はPACO RABANNE。2023年にブランド名をRABANNEへ変更しました。Puigのブランド資料(2025年年次報告)、公式の歴史。

金属やプラスチックをつないだ服は、身体の動きに合わせて表面の見え方も変わります。黒い服に取り入れるなら、小さな金属バッグを一つ合わせるところから。レースやジャージーの服もあり、メタリックなアイテム以外にも選べます。

歴史とデザイナー:2026年に新体制へ

  • 1966年2月1日:パリのホテル・ジョルジュ・サンクで、12着の「着られないドレス」を発表。樹脂の板やディスクを金属の輪でつなぐ手法を示す。
  • 1969年:最初の香水「Calandre」を発売。後年のブランドロゴにも、そのアーカイブが参照される。
  • 1987年:Puigがファッション・アクセサリーを含む事業を取得。香水事業との関係は1968年から続いていた。
  • 2013〜2026年:ジュリアン・ドッセーナがアーティスティック・ディレクターを担当。
  • 2023年:創業者パコ・ラバンヌが死去。同年、ブランド名をRABANNEへ変更。
  • 2026年7月14日:オリヴィエ・ルスタンのクリエイティブ・ディレクター就任を発表。初ショーは2027年3月の予定。

最初のショーは公式の「The 12 Unwearable Dresses」、事業の歴史はPuigの年次報告、創業者の死去は2023年2月3日のPuig発表、新体制は2026年7月14日付の公式発表(PDF)を参照しています。

2026年11月時点のクリエイティブ・ディレクターは、オリヴィエ・ルスタンです。初ショーは2027年3月の予定で、公開済みのコレクションには前任のドッセーナによるものもあります。就任の発表から、新しい服が店頭に並ぶまでには時期の違いがあります。Puigのルスタン就任発表。

代表的な作品から見る、4つの特徴

1.金属の板をつないで、服の形を作る

冒頭のチュニックでは、四角いプレートが胸や腰を覆い、裾には縦長のパーツが並んでいます。板のあいだにある輪も、写真ではっきり見える部分。輪が一枚ずつの板をつなぎ、チュニックの形を作っています。

同時代の資料として、スペインのMuseo del Trajeは1967年のアルミニウム製ドレスを収蔵しています。京都服飾文化研究財団も、アルミニウムの板をつないだミニドレスを通じ、一般的な服の素材や縫製の前提を問い直す仕事を紹介しています。Museo del Trajeの作品資料、京都服飾文化研究財団の作品資料。掲載写真とは別の収蔵作品です。

2.円形のパーツが、光と隙間を作る

反射する円形パーツを連結したパコ・ラバンヌの短いドレスの展示
パコ・ラバンヌのドレス、1967年。V&Aの展示写真。撮影年未確認。 写真:Nadia Priestly/写真出典/CC BY-SA 2.0。追加の切り抜きなし。 WebP形式へ変換。

こちらは、円形のパーツをつないだ1967年のドレスの展示写真です。円盤ごとに角度が違い、明るく反射する部分と暗く見える部分が入り交じっています。パーツの間には隙間もあり、丸い形が一つずつ見えます。

The Metが所蔵する1969年のドレスには、黒いロドイド、すなわちセルロースアセテートの円盤が使われています。小さな金属の輪でつながれていますが、円盤自体は金属ではありません。光沢や色だけでは素材まで分からないという、ラバンヌらしい例です。The Metの1969年ドレスの解説。

3.小さなパーツが横縞になる

冒頭の1974年春夏ジャンプスーツでは、赤と黒のプラスチックが銀色のアルミニウムと組み合わされています。遠目にはボーダー柄に見えますが、近くでは一つひとつの連結が見えます。パーツそのものの色と並びが、横縞を作っているのです。

1967年のチュニックと並べると、パーツの大きさの違いがよく分かります。大きな板は一枚ずつの形が目立ち、小さなパーツはまとまって一つの模様に見えます。バッグにも、こうしたディスクの大きさや隙間の違いがあります。

4.赤と青のプリントにも注目

赤と青の円形模様に人物の写真を組み合わせた1973年のロング丈のアンサンブル
パコ・ラバンヌのプリント作品、1973年。Peloponnesian Folklore Foundation所蔵(2006.6.415)。2010年撮影。 写真:Peloponnesian Folklore Foundation/写真出典/CC BY-SA 4.0。追加の切り抜きなし。 WebP形式へ変換。

1973年のプリント作品は、赤と青の円形模様に、人物の写真を組み合わせています。長い丈に円形の図柄が繰り返され、短いメタルドレスとはまた違う印象。ラバンヌの服には、こんな鮮やかなプリントもあります。

銀色のミニドレスで知られるラバンヌですが、現行の服にもレース、ジャージー、プリントがあります。金属のバッグに惹かれた方も、服まで見ていくと、普段の装いに合わせたい一着が見つかるかもしれません。

代表バッグ「1969」:ディスクをつないだ定番

1969は、ディスクを輪でつないだラバンヌの代表的なバッグシリーズです。公式の1969バッグ紹介では、手作業で組み立てる構造や、復刻時の素材の変化が紹介されています。現在の商品には素材の違いがあるため、ここでは二つの品番の仕様を紹介します。

Iconic silver 1969 bag:367枚のディスク

品番19ESS0007MET001-P040は、367枚のシルバー色のディスクをつないだバッグです。公式の素材表示は真鍮100%。寸法はWidth 23cm、Length 15cm、Depth 3cmと記載されています。歴史ページにあるアルミニウム製の復刻とは、素材が異なります。公式の商品情報。

外寸だけでは、スマートフォンや財布が収まるかまでは分かりません。購入時には、開口部や内側のスペースを手持ちの物と比べておきたいところです。ストラップの長さも、肩に掛けるか手で持つかで気になる点です。

1969 moon bag:262枚のディスクと0.7kgの重さ

品番23PSS0337MET001-P040のMoonは、262枚のディスクを使った形違いのバッグです。公式の素材表示は真鍮100%、重さは0.7kg。公式の寸法表記はWidth 21cm、Length 38cm、Depth 2.5cmです。公式のMoonバッグ。

本体だけで0.7kgあり、持ち歩くときはここに荷物の重さが加わります。長時間使う予定なら、荷物を入れた状態で持ち心地も確かめておきましょう。軽さを優先する方は、別素材や別サイズも候補になります。

黒い服が好きなら、レースとジャージーも候補に

服では、黒をベースにしたレースやジャージーにも注目です。以下は、2026年11月4日に公式サイトで確認した二つのトップスです。

黒のレースと銀色のアイレット

26HJTO329PA0170-P001は、レースを二重に使った長袖トップスです。ラップ状の襟元と、銀色のアイレットを組み合わせています。黒いレースの中で、小さな金具の光沢が目を引く一着。公式の素材表示はポリアミド90%、エラスタン10%です。公式のレイヤード・レーストップ。

インナーも黒でそろえると、レースの模様を同系色で重ねられます。身体に沿う形なので、インナーの厚みや襟元の重なりも気になるところ。試着するなら、合わせたいインナーを着ていくとよさそうです。

黒とオレンジのプリント・ジャージー

26HJTO325VI0640-V364は、黒とオレンジの花柄が入ったタートルネックの長袖トップス。公式では軽い透け感と、背中の「Eight」ディテールが紹介されています。素材はビスコース87%、エラスタン13%です。商品名にBlackとありますが、無地ではなく花柄の入った一着です。公式のプリント・ジャージートップ。

この柄なら、黒いロングコートの襟元や前合わせから少しのぞかせる着方もよさそうです。金属バッグの光沢とは違い、黒とオレンジの模様で黒い服の印象を変えられます。

現行品・アーカイブ・H&M協業を分けて選ぶ

  • 現行のRABANNE:商品名、品番、素材、寸法を公式ページと販売店で照合する。同じ1969シリーズでも形や素材が異なる。
  • PACO RABANNE表記の古着:旧称だから1960〜70年代の作品とは限らない。タグ、品番、購入時期など、年代を裏づける情報を確認する。
  • rabanne H&M:2023年11月に発売された協業コレクション。ブランド本ラインと分けて、素材・仕様・流通価格を比べる。

H&Mとの協業コレクションは、H&M Groupの公式発表で2023年11月9日の発売が案内されています。中古では本ラインも協業品も「ラバンヌ」として掲載されることがあるので、ラベルと商品説明を見て区別しておくと安心です。

中古のメタルバッグ・服で確認したいこと

  • 連結部分:輪の開き、欠けたパーツ、ゆがみ、左右で不自然に違う連結、補修の有無。接写を見て確認する。
  • 表面:擦れ、塗装やコーティングの剥がれ、変色の位置。写真の光の反射と実際の傷を区別する。
  • 持ち手と留め具:チェーンの継ぎ目、接続部、開閉の動作。外側だけでなく内側や底面の写真も見る。
  • 服のサイズ:身幅・丈だけでなく、開閉方法、裏地、透け方、腕や腰の動きに必要な余裕も確認する。
  • 修理と取引条件:交換用パーツの有無、購入店での修理受付、返品の対象と期限。不明点は購入前に確認する。

メタルの服やバッグでは、表面の傷に加えて、パーツをつなぐ輪の状態も気になります。手入れは素材と仕上げによって異なるので、研磨剤や洗剤を使う前に購入店やブランドへ相談してください。レースや目の粗いニットと合わせるときには、金具の引っ掛かりにも注意が必要です。

コレクションを見比べるなら

公式サイトには、ドッセーナによる2026年秋冬コレクションの写真と映像が掲載されています。1960〜70年代の作品と並べて、素材の使い方や服の重ね方を見比べるのも楽しみ方の一つです。

ルスタンの初ショーは2027年3月の予定です。2026年秋冬コレクションは、交代前のドッセーナの仕事として見ることができます。新体制の服は、これからの発表を待つことになります。

楽天市場の掲載例:透明なディスクをつないだ中古バッグ(広告)

こちらは、販売店が「Nano Disc PVC チェーンショルダーバッグ」として掲載している中古品です。写真では、透明な円形ディスクと金色の底部が見えます。店表記の色はクリア・ベージュ系。黒い服に合わせるなら、透明なパーツの重なりを楽しむ小さなバッグも候補になりそうです。


販売店の状態表記はBで、小傷と保存袋の汚れが記載されています。商品名にはPVCとありますが、素材欄は空白で品番も不明です。この情報だけでは、先に紹介した真鍮100%の1969やMoonとの詳しい仕様比較はできません。パーツや連結部の状態、価格・在庫・返品条件は、購入前に販売店の最新情報をご確認ください。

まとめ:パーツの形まで楽しむラバンヌ

大きな金属板をつないだチュニック、細かなパーツが横縞を作るジャンプスーツ、レースに銀色の金具を添えたトップス。並べてみると、同じラバンヌでも形や素材の幅がよく分かります。パーツの大きさや並びまで気になり始めるのが、このブランドの面白さです。

黒い服に金属バッグの光沢を足すのも、レースやプリントのトップスを合わせるのもよさそうです。気になる一点が見つかったら、素材や重さ、サイズも含めて、普段使う場面に合うか考えてみてください。

黒い服の話をもう少し読むなら、ANN DEMEULEMEESTERの紹介もどうぞ。丈や輪郭の組み合わせについては、服のシルエットの見方で紹介しています。

参考資料・画像について

歴史と現体制はRabanneおよびPuig、作品の素材や年代は美術館の資料を優先し、主な出典を本文中に付記しました。商品の素材や寸法は個別の商品ページを参照しています。商品紹介、在庫、販売条件は変更される場合があります。

写真はWikimedia Commonsで再利用条件を確認した展示写真・所蔵品写真です。各キャプションに作者・撮影者、出典、ライセンスを表示しています。作品の制作年と撮影年は区別し、撮影日が確認できない写真には、アップロード日を撮影日として記載していません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました