
はじめに
こんにちは!三風です。
奇抜でも派手でもないのに、なぜか目を奪われる服。
無機質なのに、どこかぬくもりがある輪郭。
そんな“不思議な静けさ”をまとうブランド、RIKU UMEHARA(リク・ウメハラ)。
アートと機能、建築と服飾、そのすべての境界を曖昧にするような存在感が、今じわじわと注目を集めています。
今回は、そんな注目のドメスブランドの背景・思想・アイテムまで徹底解説します。
RIKU UMEHARAとは|デザイナーとブランドの成り立ち
RIKU UMEHARAは、2021年ごろから活動を本格化した日本発のブランド。
デザイナーはその名の通り梅原陸(うめはら りく)。
陶芸家の家系に生まれ、美術とともに育った彼は、多摩美術大学のテキスタイルデザイン専攻を卒業。服飾専門ではなく、“素材と表現”を基点に服作りに入った異色の経歴です。
ブランドのコンセプトは明快。
「服とは“身体のための道具”でありながら、“自分を語る装飾”でもある」
この思想に基づき、構造的で静かな“語る服”を制作しています。
デザインの特徴|装飾的ミニマリズム
RIKU UMEHARAの服を一言で言えば、「装飾的ミニマリズム」。
一見ミニマル、でもよく見るとギミックのあるディテールや非対称な切り替え、構築的な立体フォルムが仕込まれている。
たとえば…
- 多重構造になったポケット配置
- 建築的なダーツやカーブ縫製
- 解体されたようなシームの走らせ方
- ストラップやマチ、レイヤードを組み込んだ立体裁断
どのアイテムにも「静かに語る装飾」が仕込まれていて、**“着る建築”**という表現すら使いたくなる仕上がりです。
スタイリング提案|引き算で際立たせる
RIKU UMEHARAの服は、“一点勝負”が映える。
たとえば…
- ブラックのカーゴパンツ×白T
- ミニマルなブルゾンの下に淡色のシャツ
- no/faith studiosやKUSIKOHCとのミックススタイル
素材や構造が強い分、合わせる他のアイテムは引き算が正解。
あえてユニクロやGraphpaperなどの“日常着”と合わせることで、一着の存在感が際立つ。
購入先・価格帯
- 価格帯:
- ジャケット:¥50,000〜
- ボトムス:¥30,000〜
- シャツ:¥25,000〜 - 取り扱い店舗:
- STUDIO FABWORK
- CANNABIS(ラフォーレ原宿)
- AMBUSH WORKSHOP
- 楽天市場(アイテムによっては出品あり)
- 公式Instagramやオンラインストア
※数が少なく、リリースと同時に完売するモデルもあるので要チェック。
こんな人におすすめ
- ファッションに「意味」や「構造」を求める人
- 普通のミニマルじゃ物足りない人
- 造形美と機能美、どっちも譲れない人
そして何より、「静かに個性を表現したい」人へ。
まとめ|“美しい矛盾”をまとう服
RIKU UMEHARAの服は、緊張感と柔らかさ、構造と余白、道具と装飾、相反する要素が同居しています。
その矛盾こそが、今の時代にリアルで、必要とされている美しさなのかもしれません。
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