本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
※この記事は公式の商品説明や公開インタビューをもとにしています。筆者の所有・試着・実着用レビューではありません。価格・掲載内容は2026年11月6日確認時点の情報です。
ワイドパンツは好きだけれど、ただ大きいだけでは物足りない。昔のワークウェアの雰囲気は好きだけれど、全身を当時の格好にそろえたいわけでもない。そんな人に知ってほしいのがHAVERSACK(ハバーサック)です。
このブランドを見るときは、全体の雰囲気に加えて、脇や内股、縫い合わせた部分にも目を向けてみてください。装飾として目立たない場所に、形と動きやすさを考える手がかりが隠れています。
HAVERSACKはどんなブランド?
HAVERSACKは、デザイナーの乗秀幸次(のりひでこうじ)氏が手がける日本のブランドです。Fashion Pressのブランド紹介では、2001年の設立、同年秋冬からのコレクション展開が紹介されています。
公式が掲げるテーマは「ヴィンテージモダン」。ミリタリー、ワーク、ユニフォーム、テーラードといった服を出発点に、現代のワードローブへと更新しています。
公式ABOUTで印象的なのは、着る人の考え方や経験を尊重する姿勢です。ルックの着こなしも、デザイナーが示す一つの例。完成した組み合わせをそのまま買うより、手持ちの服との関係で考える余地があるブランドと受け取れます。
歴史を見る鍵は、古い服の「理由」を残すこと
2001年から続くブランドと聞くと、定番の型を守り続けているイメージが浮かぶかもしれません。しかしHAVERSACKを理解するうえでは、何年代風かという見た目だけでなく、昔の服に備わっていた工夫をどう使い直しているかが重要です。
作業のためのパンツには、脚を動かすためのゆとりが必要です。身体を覆うコートも、腕を上げたときに身頃まで大きく引かれると扱いづらくなります。そうした服の成り立ちを読むと、一見ゆったりした形にも理由があると気づきます。
ブランドの歩みを知るには、新作を追うのと同時に、過去のデザイナー取材を読むのも有効です。後で紹介する2023年のダッフルコートの話からは、昔ながらの外見を保つことより、現代の着用に合わせて構造を考え直す姿勢が見えてきます。
特徴① 大きさだけに頼らず、布の配分で形をつくる
HAVERSACKで注目したいのは、マチやプリーツといった構造です。マチは、必要な場所へ別の布を加えて余裕をつくる部分。プリーツは布を畳み込み、腰まわりなどに量感を与える要素です。
全体を大きくすれば、ゆとりは得られます。ただ、その場合は肩、胴、脚のすべてが同じように膨らむこともあります。動かしたい部分に余裕を設ける設計なら、見た目の輪郭と動作への配慮を分けて考えられます。
もちろん、HAVERSACKの全商品に同じマチがあるわけではありません。購入時には、その商品でどの工夫が使われているかを確認することが大切です。「このブランドだから動きやすい」と一括りにするより、仕様を見ながら選ぶほうが楽しめます。
特徴② 素材の表情と、縫い方を一緒に見る
麻なら涼しい、ウールなら暖かい。それだけでは、完成した服の印象まではわかりません。織り方や加工、布の重なりによって、輪郭や表面の見え方は変わります。
HAVERSACKの説明では、生地名の先に、塩縮加工や折り伏せ始末といった具体的な情報が登場します。名前を暗記する必要はありませんが、「どんな見え方を狙い、どこをどう縫っているのか」と読み進めると、一着を見る解像度が上がります。
ましゅの視点では、この部分に独創性を感じます。大きな柄や珍しい装飾がなくても、布を足す場所、縫い代の処理、太さの出し方で服は変わる。控えめな見た目の内側にも、デザインの面白さはあると思います。
ブランドを知るための2つの具体例
リネンサージ ワンプリーツワイドパンツ、品番462621
公式商品ページに掲載されている、麻100%、税込48,400円のワイドパンツです。塩縮加工を施したトップリネンサージを使用し、古いフランスのワークパンツに見られる内股のマチを取り入れています。縫製は総折り伏せ始末と説明されています。
このパンツで注目したいのは、正面からの太さと、内側の構造を分けて見られること。ワイドな形を楽しむ服でありながら、可動域を考えた工夫もあります。折り伏せ始末は縫い代を包み込むように処理する方法で、裏側のつくりにも目を向けるきっかけになります。
ましゅが合わせ方を考えるなら、まずは短めのシャツやシンプルなカットソー。パンツに布量があるぶん、トップスの裾をどこに置くかで全身の印象が変わります。革靴を合わせて輪郭を整えるのか、軽い靴で抜けをつくるのかを想像すると、使う場面も決めやすそうです。
ただし、麻という素材名だけで真夏専用と決めないほうがよいでしょう。生地の厚さや着用感は商品ごとに異なります。通販では販売店に確認し、通年の定番品であるとも断定せずに選んでください。
ヴィンテージメルトン ダッフルコート。過去の取材から知る設計
もう一つは、Beginが2023年12月に紹介したダッフルコートです。現在の新作としてではなく、ブランドの考え方が伝わる過去の具体例として取り上げます。
記事で乗秀氏は、一枚袖のラグランスリーブと、脇に設けた大きなマチについて説明しています。腕の動きで身頃が引かれにくい構造を狙ったものです。また、生地の裁ち目を重ねて縫うことで、縫い代の重なりにも配慮しています。
掲載品はウールとナイロンの混紡メルトンを使った一枚仕立て。当時の掲載価格は75,900円で、現行価格や現在の販売を示すものではありません。
ダッフルコートらしいトグルに目が行きますが、ましゅが気になるのは脇のつくりです。正面の写真では見落としやすい場所に、羽織ったときの動作を考えた設計がある。こういう工夫を知ると、服を見る視点が「似た形があるか」から「どこを作り直したか」へ変わります。
実際の暖かさや軽さは、着用環境や比較対象によっても変わります。構造の説明を参考にしながら、自分が着たい場面で必要な厚みやゆとりを確かめてください。
楽天市場で見るATTIREの2タックパンツ
Rakuten FashionのTOMORROWLAND掲載には、HAVERSACK ATTIRE コットンリネン2タック サイドアジャスター ワイドパンツがあります。2026年春夏の通常新品商品で、確認時の税込表示価格は40,700円、掲載カラーはベージュ、サイズはLです。
素材は綿65%・麻35%、日本製。2本のインプリーツを持つワイドストレートで、裾はダブル仕上げです。販売店品番は62-04-61-04052。本文の麻100%の462621とは別商品なので、素材も寸法も区別してください。
商品画像・リンク提供:楽天アフィリエイト。上記は2026年11月6日の確認時点の掲載例です。価格・在庫・送料・状態・返品条件はリンク先の販売店で確認してください。
ラインの違いは、着たい場面から考える
公式サイトではHAVERSACKのほか、HAVERSACK ATTIRE、H.S.equipment、ウィメンズの提案が紹介されています。
ATTIREは日常に取り入れるエレガンス、H.S.equipmentはヨーロッパの古いワークウェアに着想を得た道具としての日常着、という違いから読むと整理しやすいでしょう。ウィメンズにも、ワークやミリタリーの背景を現在の服へ取り込む考え方が通っています。
価格や「上のライン」という序列で選ぶより、少し整えたい日に着るのか、気兼ねなく使う日常着を探すのかを考えるほうが、自分の目的に近づけます。ただし、ライン名だけで洗濯方法や丈夫さを判断せず、個々の商品表示を確かめてください。
どこで買える? 公式店と取り扱い店
まず確認したいのはHAVERSACK公式サイトとオンラインストアです。公式SHOP LISTには、東京・代官山のFLAGSHIP STOREと福岡店が掲載されています。訪問前に営業日時と希望商品の取り扱いを確認しましょう。
取扱店の例としては、C.COUNTLYのHAVERSACK一覧でも商品を確認できます。記事中のリネンサージパンツも掲載されていますが、一覧に載っていることと、希望サイズを注文できることは別です。完売や取り扱い終了にも注意してください。
コーディネート写真は、公式コレクション一覧から確認できます。ページに記されたシーズンを見て、過去のルックと現在の商品を混同しないようにしましょう。上半身とパンツの幅、靴が見える量、袖のまくり方など、自分が取り入れたい部分を一つずつ探す見方がおすすめです。
まとめ。服の裏側にある工夫まで楽しみたい人へ
HAVERSACKの魅力は、ヴィンテージの雰囲気だけでは語り切れません。内股のマチや脇の構造を知ると、形に見える個性と、着るための工夫がつながってきます。
ましゅとしては、ブランドを着ることより、気に入った構造やシルエットを自分の服に混ぜる楽しみ方を提案したいです。いつものトップスにワイドパンツを一本合わせるだけでも、全身のバランスは変わります。まずは「この太さをどう着たいか」から、服選びを始めてみてください。
情報確認日:2026年11月6日。価格・仕様・在庫・店舗情報は変更される場合があります。


コメント