【Dries Van Noten(ドリス ヴァン ノッテン)とは】静けさに、色と柄をまとう服。

ファッション

はじめに|今日も「暮らしとセンスと、ましゅ。」へようこそ。

柄×柄でもうるさくない。
そんな魔法みたいな服を作る人、知ってる?

今回は、ベルギーの至宝、ドリス・ヴァン・ノッテンを紹介します。

クラシック、だけど型にはまらない。
アートを身にまとうような服づくり、静かな熱を感じる服。

ましゅと一緒に、静けさの中に情熱が宿るドリスの世界、見ていこう🐾

ブランドの特徴|柄も色もあるのに、なぜか「静か」

1986年に自身の名を冠してブランドをスタート。
アントワープ6のひとりとしても知られるドリス。

  • 花柄や民族調のテキスタイル
  • 意外な色の組み合わせ
  • ベルベットや刺繍、レイヤード…
    どれも派手になりそうなのに、ドリスの手にかかると不思議と静かで知的に映る。
ましゅ

:“盛ってるのに静か”ってどういう魔法?

ドリスの背景|色彩・音楽・庭園に生きる哲学

🎨 色へのこだわり

ドリスの服は**「色から語る」**。
朱赤×マスタード、紫×スモーキーグリーン……。
彼独自の色合わせは、どこか詩的で、記憶に残る“余韻”のある色使い

🎻 音楽と庭園から生まれる世界観

  • コレクションではライブ演奏を取り入れる年もあり、「音」と「布」の調和を重視してる。
  • ドリスの自宅の庭園(アンティークな温室含む)は、実際のコレクションにそのまま反映されることも。

ましゅ

:派手じゃないけど目を引く、まさに余裕のあるおしゃれ

ファッション業界での立ち位置・評価

ドリス・ヴァン・ノッテンは、「詩人タイプのデザイナー」として語られることが多い。
ラフ・シモンズのように構築的で前衛的なスタイルとは対照的に、
ドリスは静けさ・叙情性・調和
を重視してきた。

ハイブランドの中でも「知性と美意識の両立」ができる数少ない存在として、
メゾン・マルジェラの哲学を継ぐようなポジションにも例えられることがある。

ましゅ

:ドリスって“ささやく系の天才”って感じ

2023年秋、ドリスは引退を発表

2023年秋、「ドリス自身がデザイナーとして退く」ことが発表された。

ブランドは継続されるけど、
“彼の手で生まれたドリス”がもう見れないのは大きな節目。

「最後のショーは泣いた」
「やっぱり服は“語る人”がいると違う」

SNSでもそんな声が多く見られた。
今手に入るアイテムには、まだドリス本人の哲学が宿ってると思う。

ましゅ

:うえええええええええええええん( ノД`)シクシク…

🎨 代表的なコレクション&名作アーカイブ

ドリスは30年以上にわたり、シーズンごとに”ストーリーのある服”を提案し続けてきた
中でもファンや業界関係者から評価の高い、いくつかの代表作を紹介します。

🌸 2008年 春夏(SS08)

淡いピンク〜マスタードを基調にした、東洋×西洋の融合テキスタイルが話題に。
特にシルク素材のキモノ調ジャケットは、今もアーカイブ市場で人気。

ましゅ

:なんかこれ“風が通り抜ける”感じする

🖤 2015年 秋冬(FW15)

ジェンダーをテーマに、メンズコレクションでドレスやレースを大胆に採用
この年のドリスは、静けさの中に宿る“違和感の美しさ”を見せつけたと言われてる。

🌾 2020年 春夏(SS20)

コロナ直前のコレクション。
自然回帰的なモチーフと、ネオンカラーのアクセントが印象的なシーズン。
ラフ・シモンズと並び、ベルギー勢の表現力の高さが光った年でもある。

Model wears an outfit , as part of the men s wear summer 2020, men fashion week, Paris, France, from the house of Dries Van Noten

Dries Van Noten|おすすめアイテム3選


1. 花柄刺繍シャツ(SS22)

大胆な花柄も、ドリスの手にかかると上品で静か。
レーヨンの光沢とドレープが美しく、羽織るだけで完成される1枚

2. ベルベットパンツ(FW21)

深いボルドーに、立体感のある素材。
モードにもストリートにも合わせられる万能選手。
秋冬の主役にぴったりの一本。

3. レイヤード風プリントTシャツ(SS24)

シンプルなTシャツに見えて、プリントの奥行きがすごい。
ドリスらしい「一見静か、よく見ると複雑」なアイテム。

John Deng

買い方のヒント|入門にもおすすめなドリス

  • 最初の1着は「開襟シャツ」や「リラックスパンツ」がおすすめ
     → 柄物でも派手すぎず、着るだけで“らしさ”が出る
  • サイズ感はややゆったり。
     インナーとのバランス重視で選ぶと◎
  • 購入先:SSENSE、FARFETCH、国内セレクト(エディション、ビームスFなど)

こんな人におすすめ

  • 「派手な服は苦手だけど、ちょっとだけ“自分らしさ”を出したい」
  • 「色や柄を使いたいけど、うるさくなりたくない」
  • 「“静かなおしゃれ”が好きなタイプ」

そんな人にとって、ドリスの服は**“ちょうどいい個性”**を与えてくれる。

特に30代以降で、「質」と「雰囲気」の両立を求める人にはぴったり

日本での人気・芸能人の着用例

ドリスは日本でもじわじわと熱い支持を集めてる。
最近では以下のようなおしゃれ感度の高い著名人が愛用してることで話題👇

  • 星野源さん(『不思議』MVやテレビ出演で着用)
  • 常田大希さん(King Gnu)(ジャケットや柄パンツなど)
  • 窪塚洋介さん(ストリートMIXでさらっと着こなす姿が人気)

着用されることで、ドリスの「知的なのに肩肘張らない」イメージがより浸透してきた印象。

最後まで読んでくれてありがとう!

ドリスの服は、静かな人が静かに目立てる服やと思う。
何もしなくても、色と柄と空気感が「語って」くれるから。

次もまた、センスと日常が交差するモノを、
ましゅと一緒に紹介するで🐾

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