【ANTONIO VATTEV(アントニオ・ヴァッテフ)とは】ブランド紹介、デザイナーの経歴、購入先まとめ|構築的シルエットとクラフト精神の融合

インポート

はじめに

今回はブルガリア出身の新鋭デザイナー、ANTONIO VATTEV(アントニオ・ヴァッテフ)についてご紹介します。ヨーロッパを中心に熱い注目を集めるこのブランド。ファッションシーンの最前線を切り拓く独自の美学と、サステナブルなモノづくりに注目です。

【ANTONIO VATTEV(アントニオ・ヴァッテフ)とは】

ANTONIO VATTEV(アントニオ・ヴァッテフ)は、ブルガリア・ソフィア出身のデザイナー、Antonio Vattevによって設立されたブランドです。ロンドンの**Central Saint Martins(セントラル・セント・マーチンズ)**で学び、卒業後は独自のラベルを立ち上げました。

ブランドのコンセプトは「性別を超えた自由な表現と、現代社会への問いかけ」。伝統的な仕立てのテクニックにストリートやサブカルチャーの要素をミックスし、テーラリング×アート×カルチャーが融合したような独特のスタイルが特徴です。


【デザインの特徴とフィロソフィー】

ANTONIO VATTEVの魅力は、パターンや構築のユニークさにあります。左右非対称のカッティングや、重ね着前提で設計されたレイヤードピースなど、どこか「着方に余白を持たせた服」が多いのが印象的。

また、ブルガリアの文化や工芸へのオマージュも込められており、ヴィンテージミリタリーや民族衣装のディテールが再解釈されたようなアイテムも見受けられます。

さらにサステナビリティにも注力しており、リサイクル素材やデッドストックファブリックを活用するなど、エシカルな視点もブランドの柱のひとつです。

おすすめアイテム

2トーン切替ジャケット

ブルガリア出身のデザイナーによるANTONIO VATTEVの個性あふれるジャケット。ドレープ感のある軽やかなボディ素材に対し、袖部分はパキッとした配色のコントラストが特徴。テーラリングの技術とストリート感覚が共存しており、肩から袖にかけてのパターンワークはまさに構築的。

前を閉じればシャツのようにも見え、軽い羽織りとしても活躍。シンプルなコーディネートにアクセントを加えるにはぴったりの一着。


「えっ、袖だけ別世界!?ってなるくらい印象的!こういうコントラスト、ぼくも大好きなんだよね〜」

ショルダー切替キルティングブルゾン

一目で視線を奪う、構築的なショルダー切替が特徴のデザインブルゾン。肩から胸にかけて配された光沢ナイロンのブルーが、ブラックキルティングとの美しいコントラストを演出。襟元のラインもシャープで、エレガントな曲線を描きながらもどこか近未来的な印象を与える。

中綿入りで実用性も高く、シルエットは丸みを持たせたクロップド寄り。インナーやボトムスでミニマルにまとめれば、この一着が主役になる。


「宇宙船から来たの?ってくらい未来感!でもちゃんと着やすそうなのがすごいと思うんだよね〜」


【コレクションの傾向と展開】

毎シーズン発表されるコレクションは、パフォーマンスアートや社会的テーマをモチーフに構成され、ランウェイ形式よりも展示やインスタレーション寄りの発表を好む傾向があります。

中でも注目されたのは、2022〜2023年にかけて発表されたアヴァンギャルドなジャケットやスーツ。襟や袖、肩の構造にクセを持たせながらも、どこかクラシックな空気感が漂っており、パンクとクラフトが共存するデザインともいえるでしょう。


【どこで買える?価格帯は?】

現在、日本国内での取扱はまだ少ないですが、SSENSEや海外のセレクトショップでの展開があります。価格帯は以下の通り:

  • シャツ:40,000円前後〜
  • パンツ:50,000〜60,000円
  • ジャケット類:80,000円〜100,000円前後

ユニークなプロダクトであることから、1点物に近い感覚でコレクションされる方も多く、今後ますます注目されていくことが予想されます。


【スタイリングのポイント】

ANTONIO VATTEVのアイテムは、一癖ある構造美と重ね着を楽しむスタイルに最適です。

  • シンプルなトップスにVATTEVの変形パンツを合わせて主役に
  • あえて中性的なヘアやメイクと合わせてアーティスティックに
  • シャツのレイヤードは「前を全部留めない」など、自由な着方で魅せるのがおすすめ

まとめ

ANTONIO VATTEVは、「ファッション=自己表現」という原点を改めて体感させてくれるブランドです。
ブルガリアのルーツを大切にしながら、現代的で先鋭的なプロダクトを生み出すこのブランドは、今後日本での人気も拡大していくことでしょう。

まだ着たことがない方は、ぜひ一度その独自の世界観に触れてみてください。

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