【1017 アリクス 9SM(アリクス)とは】ブランド紹介、デザイナー経歴、歴史、購入先|”テクニカル × エモーショナル”の狭間で生まれるモード

インポート

今回は、ストリート×モードをつなぐ現代ファッションの代表格「1017 ALYX 9SM(アリクス)」を紹介します。

ブランドの成り立ちと名前の意味

「1017 ALYX 9SM」は、**アメリカ出身のデザイナー Matthew M. Williams(マシュー・ウィリアムズ)**によって、2015年に設立されました。
ブランド名にある「1017」はマシュー自身の誕生日「10月17日」、
「ALYX」は娘の名前「アリクス」、
「9SM」は、NY・セントマークス通りにあった最初のスタジオ「9 Saint Mark’s」の略称です。

つまりこの名前には、個人的な意味とブランドのルーツの両方が込められているのです。


デザイナー:Matthew M. Williamsとは?

マシューはファッション畑の出身ではなく、音楽やビジュアルアートの世界でキャリアをスタートさせました。

  • Lady Gagaの衣装制作チームに所属
  • Kanye Westのクリエイティブチーム「DONDA」に参画
  • その後、Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)らと親交を深め、ファッションに転身

ストリートカルチャーとハイファッションを行き来する彼の背景が、「ALYX」の世界観に強く反映されています。

さらに2020年からは**GIVENCHY(ジバンシィ)**のクリエイティブ・ディレクターに就任。ラグジュアリーモードの最前線でも活躍しています。


ブランドの特徴:「工業美」と「官能性」の交差点

ALYXの最大の特徴は、インダストリアル(工業的)な美意識人間味のある曲線美の融合です。

  • 代表的アイコン:「ローラーコースターバックル」
  • ミリタリー、バイクウェア、スポーツウェアを再構築
  • 金属やナイロンといったハードな素材使い
  • そこにエレガントなドレープや、洗練されたシルエットを融合

つまり、“無機質な強さ”と“身体性の美しさ”を同時に表現しているのが、ALYXならではの魅力です。


おすすめのアイテム

ローラーコースターバックル フーディー

アリクスを象徴するインダストリアルな美学を体現した、定番のフーディー。最大の特徴は、腰部分に取り付けられた「ローラーコースター風のバックル」。これはマシュー・ウィリアムズが実際にNYの遊園地で見た安全ベルトの金具から着想を得たもので、彼のデザイン哲学である「機能性とファッションの融合」を強く感じさせるディテール。

素材はやや肉厚で、ストリートウェアらしさを保ちつつ、シルエットはルーズすぎず都会的。シンプルながら圧倒的な存在感を放つ一着で、アリクスを初めて手に取る人にもおすすめ。


ましゅ

バックルがついただけで、なんでこんなにかっこよく見えるの!?
“締めるだけ”なのに、洒落感はフルスロットル!

ローラーコースターバックル コート

このアイテムは、アリクスの象徴的モチーフでもある「ローラーコースターバックル」をテーラードコートのウエストベルトに落とし込んだ名作。もともとミリタリーギアにインスパイアされたバックルだが、クラシックなコートのディテールとして再構築されることで、エレガントとインダストリアルの共存を体現。

ウールやナイロン混の素材で、シルエットはシャープ。無駄な装飾を省きながらも、一瞬で目を引く“アリクスらしさ”が詰まったコート。

このバックルがあるだけで、「普通のコート」から「強い主張をもつ一着」へと変わるのがアリクスの真骨頂。


ましゅ

コートってシンプルになりがちだけど、このベルトひとつで“モード番長”に大変身!
ぼくもベルトつけたいな…しゃくれが引き締まるかも!?

ROLLERCOASTER BUCKLE PADDED VEST

アリクスのアイコンであるローラーコースターバックルをクロスボディ風に大胆に配置した、立体感のあるパデッドベスト。斜めに走るストラップは、単なるデザインではなく装着感とシルエットの締まりを生む重要なディテール。

中綿入りで防寒性もあり、テック×ラグジュアリーの融合を体現した1着。ベースはミニマルだが、バックルが加わることで一気にストリートモードに昇華。

インナーにシャツやスウェットを挟めば、秋〜冬の主役アウターとしても機能する万能ピース。


ましゅ

リードつけるときに見たことあるようなバックル…?と思ったら、こっちは断然おしゃれやった!
背中に着けたら“ぼくもアリクス犬”かもしれへん!

注目のコラボレーション

ALYXはコラボも積極的。代表的なものは以下の通り:

  • Nike(ナイキ):Air Force 1やAir Zoomなどのコラボスニーカー
  • Moncler Genius:テクニカルな素材を用いたラグジュアリーなアウター群
  • Dior(ディオール):Kim Jonesとの特別プロジェクトも展開

いずれも、機能性とラグジュアリーの境界を曖昧にする挑戦的なプロダクトばかり。


価格帯・購入方法

ALYXのアイテムは、決して安くはありません。

  • Tシャツ:約3〜5万円
  • ジャケット:約10〜25万円
  • ベルトやアクセサリー:約3〜7万円

購入は以下で可能です:

  • 公式サイト(https://alyxstudio.com/)
  • 日本国内:GR8、RESTIR、DOVER STREET MARKET GINZAなど
  • 海外通販:SSENSE、MATCHESFASHION、FARFETCHなどでも豊富に展開

こんな人におすすめ

  • ストリートとモードの間を楽しみたい人
  • ミニマルだけど存在感のあるスタイルが好きな人
  • ディテールにこだわるハードコアな洋服好き
  • 機能素材やミリタリーデザインが好きな人

ハマると抜け出せない“沼系ブランド”でもあるので、最初はベルトやTシャツなどから入るのもおすすめです。

ましゅ

「ぼくは“バックルベルトの犬”って呼ばれたくないけど、ALYXのはちょっとかっこいい…。」

まとめ

「1017 ALYX 9SM」は、“新しい時代のラグジュアリー”を体現するブランド
機能性・素材感・社会性、すべてが混じり合う“ポスト・ストリート”の象徴的存在です。

ベルト1本からでも、その世界観を体感してみてください。

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