
はじめに
こんにちは、「暮らしとセンスと、ましゅ。」の三風です。
今回は、ロンドン発のファッションアート集団「CHARLES JEFFREY(チャールズ・ジェフリー)」を紹介します。
アート、パンク、演劇、ジェンダー、クラブ…あらゆる感情や文化が混ざり合い、爆発するような服を生み出し続ける彼。
その服には「怒り」も「愛」も「祝祭」も込められていて、まさに“着る芸術”と呼ぶにふさわしい存在です。
CHARLES JEFFREY(チャールズ・ジェフリー)とは
Charles Jeffreyは、スコットランド出身のデザイナー。
名門・Central Saint Martins(セントラル・セントマーチンズ)を卒業し、2015年に自身のブランド**「LOVERBOY」**をロンドンでスタート。
彼のキャリアの背景には、LGBTQ+コミュニティとの深い関わりがある。ロンドンのナイトクラブでパーティーを主催しながら、自らのアイデンティティや表現を実験し続けてきた。
ファッションとクラブカルチャーの境界を軽々と越えたそのスタイルは、今では国際的に注目され、2020年代の「新しい表現者」として評価されている。
ジェフリーの哲学とスタイル
Charles Jeffreyの服は、どれも感情そのもの。
たとえば、ギザギザのニット、顔が隠れるような帽子、演劇的なペイントとともに着るドレス。
それらは「服を着る」というより、「自分の中の感情を着る」ような感覚に近い。
また、彼の服は性別にとらわれない。メンズ、レディースという概念を軽々と飛び越えて、「その人がその人として在ること」を祝福してくれるようなデザインが多いのも特徴。
クラフト的で子どもっぽささえ感じる刺繍もあれば、ダークなテーマや怒りのこもったプリントもある。
そのすべてが「正解」で、ジェフリーは“個性の不一致こそが人の美しさ”ということを服で伝えてくれる。
代表作・注目アイテム
ダメージシグネチャーニット
特徴:
レッド、ブラック、ブルー、ホワイトの鮮烈なマルチボーダーが目を引く、Charles Jeffrey LOVERBOYの代表的ニット。手編み風のざっくりとした質感、ゆったりめのボクシーシルエット、そしてギザギザのディテールが特徴的。まさに“感情をそのまま編み込んだ”ような一着。
デザインディテール:
左右非対称な編み目や、意図的に緩められた部分、刺繍糸のように垂れる赤い糸など、破綻と再構築のバランスが絶妙。パンク、クラフト、少年っぽさ…さまざまな要素が同居するアイコン的ニット。
参考価格:
約 ¥55,000〜 ¥65,000(販売時期やコレクションにより変動)
購入先:
SSENSE、FARFETCH、Loverboy公式ECサイトにて不定期販売。


ぬいぐるみみたいなのに、内側に炎かかえてる感じ…。このギャップ、クセになりそう!
キャットイヤービーニー
特徴:
猫耳のようなフォルムが特徴的なLOVERBOYの定番ニットキャップ。シンプルながら一発で「チャールズ・ジェフリーだ!」とわかるアイコン的存在で、ブランドロゴと目のモチーフがあしらわれたパッチが印象的。
デザインディテール:
ビーニー全体は肉厚で柔らかいリブ編みニット。トップが2つ尖った構造になっており、装着するとまるで“耳”のように立ち上がる。フェティッシュさとポップさの絶妙なバランス。ジェンダー問わず人気の高いアイテム。
参考価格:
¥12,000〜¥18,000前後(カラーやシーズンで変動あり)
購入先:
SSENSEやLOVERBOY公式、ドーバー ストリート マーケットなどでの取り扱い実績あり。


えっ、かぶるだけで“耳”が生えるの?…ずるい、ぼくも欲しい。
購入先・価格帯は?
CHARLES JEFFREY LOVERBOYのアイテムは以下で購入可能:
- SSENSE(エスセンス)
- FARFETCH(ファーフェッチ)
- LOVERBOY公式オンラインストア
価格帯としては、
- Tシャツ:約 ¥20,000〜
- ニット類:約 ¥50,000〜
- アウター類:約 ¥90,000〜
一点一点がアートピースのような存在なので、価格に見合う納得感がある。
どんな人におすすめ?
- ファッションを通して「自分をもっと見せたい人」
- 規則や性別に縛られない服が好きな人
- アートや音楽、クラブカルチャーが好きな人
スタイリングは、シンプルな服に1点だけLoverboyを合わせても良いし、全身で「世界観に浸る」ように組むのもアリ。
Margiela、Vivienne Westwood、kidillが好きな人は特にハマる可能性大!
まとめ|ファッションは、爆発してもいい
Charles Jeffreyの服は、うまくまとめられない“感情”を代弁してくれる存在だ。
怒りや喜び、不安や衝動。それらすべてを服の中で爆発させ、祝祭に変える。
「もっと自由でいい」「もっと派手でいい」「もっと自分であっていい」
彼の作品は、そう語りかけてくるようだ。
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