夏にデニムを履くって、ちょっと迷わない?
暑そうだし、重そうだし、選び方を間違えるとただの我慢になる。
でも、選び方次第で“夏こそ履きたくなるデニム”ってある。
軽やかで涼しく見えて、それでいてセンスもちゃんとあるやつ。
こんにちは。普段からデザイナーズや個性強めなアイテムが好きで、
日常で「これいいな」と思ったモノをブログでまとめてます。
今回はその中でも、夏にぴったりなデザイナーズデニムを、
「個性派」か「王道」か、タイプ別に6本。
最後に、手に取りやすいプチプラも1本紹介します。
個性派デニム|夏でも攻めたい派に
シンプルにまとめがちな夏のコーデだからこそ、
デニムに個性を持たせると一気に全体の印象が変わる。
素材やシルエット、加工にちょっとしたひねりがあるだけで、
“服好き感”も出しやすいのが個性派デニムのいいところ。
ここでは「一見クセ強そうだけど、実は履きやすい」
そんな絶妙な5本を選んでみた。
Y/Project|“構造”で見せる、他にないデニム
いわゆる「変形デニム」といえばY/Project。
このブランドは、建築やインダストリアルデザインにインスパイアされたカッティングが特徴で、
ねじれたようなシルエットやレイヤード風の構造が、一目で他と違う空気を出してくれる。
パターンが大胆な割に、意外とどんなトップスとも合うのがポイント。
モノトーンや白Tと合わせるだけで雰囲気が出るし、
シンプルな日常コーデを一瞬で格上げしてくれる一本。


:このひらひら、歩くたびに楽しそうだね


:むかーし、りょまつが履いてたやつだね
デザイナーはグレン・マーティンス。Y/Projectのアイテムは“難しそうに見えるけど、意外と馴染む”バランス感覚が魅力。
特にデニムは、変形具合が派手すぎず、でもちゃんと主張してくれる絶妙なバランス。
ストレッチ素材のモデルも多くて、履き心地は思ったより軽い。
シンプルな白Tと合わせるだけでも“服好き感”が出せるから、
夏こそ主役にできる1本だと思ってる。

:デニムなのに建築っぽいって新しいね。ぼくも履けたらなぁ…
▶︎ こんな人におすすめ
- 周りと被らないデニムを探してる
- 白T1枚でも雰囲気出したい
- モード感と遊び心、どっちも欲しい
▶︎ 参考価格・取扱い
- 価格帯:8万〜12万前後(モデルによる)
- 購入先:SSENSE、MATCHESFASHION、GR8などセレクトショップ
- 古着市場でも意外と出回ってる(状態は要確認)
Lu’u Dan|反骨と色気をまとったアジア発デニム
ファッションって、どこまで“自分らしさ”を出していいんだろう?
そんな問いに、真正面から答えてくれるのがLu’u Dan(ルー・ダン)。
デザイナーはHung La(ハン・ラ)。BalenciagaやCelineを経て独立し、
「アジア系男性のマスキュリニティ」を再定義するという、明確なビジョンを掲げてる。
その中でもデニムは、ちょっと荒々しくて、でも妙に色っぽい。
ワイドなカットにシルエットのうねり、ダメージとスリットのバランスが絶妙で、
一見派手に見えるのに、不思議と服に馴染む不思議なデザイン。


:これ着て走ったら、絶対風受けすぎるよ


:スカートなの?パンツなの?…ねえ、どっち??
オーバーサイズのシャツやタンクと合わせるだけで、“どこかエッジの効いた夏スタイル” が完成する1本。
まだ日本では取り扱いが少ないけど、だからこそ**“今着ると差がつくブランド”**として注目したい。

:なんだかちょっと悪そう。でも主の好きそうなやつだよね
▶︎ こんな人におすすめ
普通のモードに飽きてきた
ちょっとした反骨っぽさが好き
「誰ともかぶりたくない」って本気で思ってる人
▶︎ 参考価格・取扱い
価格帯:6万〜9万円前後
取扱:SSENSE、FARFETCH、海外セレクトが中心(国内はまだ少なめ)
ルックブックで見せ方を真似するのもアリ
doublet|遊び心で差をつける“ノイズ系”デニム
クセがあるけど、なんか可愛い。
奇抜なのに、ちゃんと着れる。
**doublet(ダブレット)**のデニムは、そういう絶妙なバランスを狙ってくる。
クラッシュ加工、刺繍、ワッペン、切り替え…
「これ、やりすぎじゃない?」って思わせておいて、
実際に履いてみると意外と普通のTシャツにも馴染んでしまうのが不思議。


:でた!寿司デニム!これ…食べられないやつだよね? 間違ってペロッてしそうだった…


:ボクのおもちゃもここまでボロボロじゃないよ?(嘘)
doubletの面白さは、“ノイズの入れ方”がうまいところ。アートとユーモアの中間みたいな感覚で履ける。
なかでも夏に合うのは、薄手のデニムにワンポイントで遊びを加えたシリーズ。
重たく見えないし、どこか涼しげな“抜け”がある。

:これ、噛んだ?って思うくらい穴あいてるけど…主はニコニコで履くんだよね
▶︎ こんな人におすすめ
- ベーシックにちょっとだけ遊びを加えたい
- “服にユーモア”って言葉にピンとくる人
- 派手すぎず、人と差をつけたいタイプ
▶︎ 参考価格・取扱い
- 価格帯:4万〜7万円くらい
- 取扱:STUDIOUS、GR8、伊勢丹meetsなど国内流通も多め
- アイテム数が豊富で選びやすいのも◎
no/faith studios|壊れかけ、なのに完成されたグランジ感
ちょっとヨレてる。少し破れてる。
だけど、どこか整ってて、計算されてる。
**no/faith studios(ノーフェイススタジオ)**のデニムは、そんな矛盾の中に成り立ってる。
スリット、クラッシュ、グランジ感──
全体に“崩し”が入ってるけど、穿くと妙にきれいなシルエットになる。
キレイめなシャツやジャケットとも組めるから、
スタイルの引き算としてハマるのが魅力。


:……で、ぼくのごはんはどのポケットに入ってんの?
デザイナーはLuis Dobbelgarten。テーラリングを軸にしながらも、ストリートやアート、軍モノの要素を織り交ぜる独特の“壊れた美学”がブランド全体に流れてる。
実際に履いてみると「意外と合わせやすいじゃん…」ってなるし、
クセが強いのに、コーデから浮かない不思議なバランス。
▶︎ こんな人におすすめ
- キレイめな服に“ハズし”を入れたい
- グランジテイストが好きだけど野暮ったくしたくない
- 「服にちょっと感情を入れたい」タイプ
▶︎ 参考価格・取扱い
- 価格帯:4万〜6万円前後(モデルにより)
- 取扱:KIKUNOBU、online公式ストア、海外セレクトなど
- 日本国内でもじわじわ注目度アップ中!
王道デニム|スタイルを選ばない、頼れる一本
Our Legacy|“普通”の中に漂う、静かなかっこよさ
派手な加工も、極端なシルエットもない。
でも、この“何気なさ”が逆に一番強い──それがOur Legacyのデニム。
スウェーデン発のブランドらしく、デニムにもどこか北欧的なクリーンさが漂う。
自然な色落ち、ストレート〜テーパード寄りのシルエット、
ラフに履けるけど、どこか“整って見える”空気がある。


:あれ?穴もポケットもない…どうしたの主?体調悪いの?
夏に履くなら、アイスブルーやグレートーンのモデルが◎Tシャツ1枚でも“清潔感と余裕”が出るから、「何履こう…」って朝でも助かる1本。
クラッシュなし、ステッチも主張しすぎない、
それでも物足りなさを感じないのは、素材の良さと仕立てのうまさのおかげ。

:地味…って思ったけど、履くとなんかシュッと見える。不思議!
▶︎ こんな人におすすめ
- 派手すぎず、でも安っぽく見えないデニムがほしい
- “抜け感”と“品”を両立したい
- Tシャツ1枚でも成立するパンツがほしい
▶︎ 参考価格・取扱い
- 価格帯:3万〜6万円前後
- 取扱:SSENSE、KIKUNOBU、LOOMなど国内外で安定展開
- ユーズドも状態よければアリ(色落ちが美しい)
Drôle de Monsieur|“ちょっと都会な抜け感”が、ちょうどいい
「Not from Paris, Madame」のキャッチーなロゴで知られる、Drôle de Monsieur(ドロール ド ムッシュ)。
でもこのブランド、本当の魅力はロゴじゃなくて、**服全体に漂う“上品な抜け感”**にある。
デニムもその例外じゃなくて、
シルエットは王道ストレート〜テーパード系、
カラーは薄めのブルーやグレイッシュトーンが中心で、
**どんなスタイルにもすっと馴染む“ちょうどいい今っぽさ”**がある。


:きれいめ?ストリート?どっちなの?…って思ったら“その間”らしいよ。人間って複雑。
ロゴTと合わせてもよし、白シャツと合わせてもいい。スニーカーでも革靴でもいける。“無理してないのに、ちゃんとおしゃれ”って感じが出せるデニム。
デザイナーがグラフィック畑出身ってこともあって、
シンプルな中に“ちょっとだけ遊び心”が入ってるのも、このブランドの良さ。
▶︎ こんな人におすすめ
- 薄色デニムが似合わないと思ってる人(これで克服できるかも)
- 着回し重視だけど、今っぽさもちゃんと欲しい
- 静かにセンスを出したいタイプ
▶︎ 参考価格・取扱い
- 価格帯:2.5万〜4.5万円前後
- 取扱:SSENSE、PARIGOT、海外セレクトなど
- ブランド全体がまとまりあるので、他アイテムも揃えやすい
+1本|プチプラでも“抜け感”はつくれる
UNIQLO U|“抜け感”と“コスパ”のバランスが優秀すぎる一本
「プチプラ=妥協」って思ってない?
実はUNIQLO Uのデニム、ちゃんと選べばセンスまで手に入るんです。
おすすめは、ホワイト〜ライトグレーのストレートタイプ。
生地感はさらっとしてて、形も今っぽいけどやりすぎてない。
しかも3,990円とかで買えるって、正直ちょっとバグってる。

シンプルな黒Tと合わせるだけでもサマになるし、ジャケット羽織っても“ちゃんと感”が出る。「おしゃれする気なかったけど、結果おしゃれだった」みたいな雰囲気になる一本。
UNIQLO Uは、Lemaire(ルメール)チームがデザインしてるライン。
だからプチプラでもパターン・素材の選びが本気なのもポイント。

:これは…おしゃれってより「賢い」って感じするやつだね🐶💰
▶︎ こんな人におすすめ
- 予算を抑えつつ、ちゃんと見せたい
- デザイナーズはハードル高いけど、センスは出したい
- とりあえず夏デニム1本ほしい人
▶︎ 参考価格・取扱い
- 価格帯:3,990円〜4,990円前後
- 取扱:全国のUNIQLO店舗・オンラインストア
- 年2回のシーズン展開。気に入ったら買い足し推奨!
まとめ|デニムは「選び方」で、夏をもっと楽しくできる。
暑くなると、どうしてもTシャツに頼りがちになる夏のコーデ。
だからこそ、“デニムをどう選ぶか”が全体の印象を左右する。
今回紹介したのは、クセのある1本から、
誰でも履きやすい王道、
そして気軽に手に取れるプチプラまで、バランスよく7本。
🌀 自分らしさを出したい人は、Y/ProjectやLu’u Danで個性を。
🧘♂️ 着回しやすさと洒落感のバランスを求めるなら、Our LegacyやDrôle de Monsieurを。
💡 まずは気軽に試してみたいなら、UNIQLO Uから始めても全然OK。
大事なのは、“高いかどうか”じゃなくて“気分が上がるかどうか”。
履いた瞬間に「今日ちょっとイイかも」って思える、
そんな一本に出会えると、夏はもっと楽しくなる。

:お気に入りのデニム履いて、あちあちの夏乗り越えようね
あなたにとっての“夏の一本”、見つかりますように。
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